梅とウグイスと、笛になる飴

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藤沢の講義を終えた帰り道、川岸を歩きながら対岸に目をやると紅梅らしきものが。

これまでは執筆納期に追われてホテルへ直帰していたため気づかなかったが、他にも何か植えられているらしい。久々に時間もあるし、ゆっくりと寄り道。

早いもので梅がほころんでおり、ウグイスも梅の花をついばんでいる。
「そういえば横浜の梅もそろそろか」と昨年の大倉山の梅祭りを思い出す。

ふと、ポケットに手を入れると仙台から持ってきた「笛になる飴」。ちょうど私の好きなパイナップル味。事務所の中では音を出せなかったけれど、これだけ広いところなら...

ウグイスが舞い遊ぶ紅梅の下、飴を口の中に放り込み、「ふ~っつ」と吹いてみる。
「ホ~ホケキョ」
となれば格好よかったが、ポケットの中で溶けた飴からは「ジュボ、ジュボ」と唾が飛び散るだけ。


...嗚呼、春が台無し。 ○| ̄|_

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