5/22〜23 芝生1

 引越しの後片付けも一段落し、ふと見渡すと生け垣も無く、砂漠の様な山砂が広がる庭。土というと『黒』というイメージがあった私にとって、この黄土色の山砂は、子供の頃に見た仙台北部の自然を破壊する色、『新興住宅街の色』である。私の子供が絵を書くようになったら、庭は『黒』ではなく『黄土色』で書くのだろうか。

 風で山砂が飛び側溝に流れ込む事から、まずは芝を植える事にする。しかし、芝を植える面積を計った所、約30坪になりそうである。ここに貼る芝を買うのも結構な金額になりそうである。そこで、安く仕上げるために「上手くはいかない」というアドバイスを振り切り、種から植える事にする。
 芝生の缶によると『種を蒔いた後に1mm程土をかぶせ、...』とあるが、忠実に従った所、水を撒くと種が浮き上がってしまう。

ここ数日風が強く、これでは芽が出る前に飛ばされてしまう。この時点で当初の30坪よりも大分規模は縮小したが、それでも面倒なのでレーキで表面を引っかき回し、適当に混ぜ混む事にする。「こんなんでアバウトで大丈夫だろうか...」という不安はあるが、「これで育たないような物なら私の庭ではやってけないぞ!」と芝の種に言い聞かせる。

 芝生の種まきも終わり、鉢植えの花を地植えしようと穴を掘った所、緑のビニールが出てくる。

「庭を掘った所、廃材が出てきた。」という話は良く聞いていたので、「積水ハウス、やりやがったな!」と思い、ビニールを引っ張りだした所、なんと、
 そそくさとビニールテープ諸共穴を埋め戻した私でした。

5/29〜30 芝生2

 何も無い荒れ野に水をまき続け、1週間。まだ芽は出ない。

家の正面(門柱の横)も何も無い状態だったので、ここには小山を造り、芝を貼った。これで、取り敢えず道路との区切りは出来たかな?
小山を作る 部屋から見た所

6/4 芝生3

 種を蒔いて2週間。やっと、芽が出始める。横から見ると結構出そろっているように見えるが、実際は針の先程の細く短い芽がまばらに生えている程度である。


6/12 芝生4

 芝生の種が余っているのと、庭に植える適当な草が無いため、芝生を拡大する。