2/6(建方8日目)

 出勤前(土曜だというのに)に現場に寄ってみると、1F部分の屋根は既に板が張られ、2Fの作業に取りかかっているところ。

 「今日は屋根の方の作業を....」と聞いていたが、予想以上の進み具合で知らないうちに家らしくなっていた。昨日、会社帰りにでも見ておけばと悔やまれる。(見たからどうなるものでもないが)
 また、屋根には木を使う事は知っていたが、これまでの鉄骨しかない状態から比べると、プレハブから急に木造建築に変身した感じで、別のものの様な感じがする。
2F
1F
 鉄骨でセラミックの外壁から見ると、屋根の作りはチャッチイ感じがする。また、ボルト止めされていない穴が沢山あるが、この穴は使うのだろうか、それとも鉄骨同様、様々な箇所へ流用するためのものなのだろうか。
 会社帰りにまたまた寄ってみたところ、屋根は黒くなっていた。夜中なので良くは分からなかったが、ルーフィングまで終わったという事だろうか?
 自宅の方にs氏よりtelあり、「リーフィングが....」という事なので、やはりリーフィングまで終わりか(電話を受けた嫁さんは意味が分からず、リーフィングという単語だけしか伝言できず)

2/7(建方9日目)

 現場監督のS氏よりtelあり、「今日は天気がよいので、屋根をかけてしまう。」との事。前に聞いたときの予定では来週あたりであったが。また、「断熱材の交換を明日行うので、もし立ち会えれば。」との事。
 現場へ行ってみると、これまでの「ガガガガー」というボルトを締める音が「トントントントン」という金槌の音に変わり、のどかな新築風景であった。
家らしくなってきた 屋根材 ルーフィング
 屋根材も外壁同様、工場で事前にカットされているものと思っていたが、現場で職人さんがサイズを測りカットしながらの作業であった。簡単にカットされてゆくので、「意外ともろいものか?」とも思ったが、切れ端の落ちる音を聞くと、それほど軽いものでもなさそうである。


2/8(建方10日目)

 現場監督のS氏と共に断熱材の交換後の確認を行う。書き忘れていたが、断熱材は外壁に固定されて出荷されるため、断熱材のみの交換といっても外壁毎交換する事になる。(この他に通気層をおいて、更に断熱材が入る)交換した箇所の確認もそこそこに、またあちこちとS氏より説明を受ける。
 屋根がかかってから始めてはいる(昼間の)室内。在来工法とは柱が少ないので、室内を見回すとさっぱりしているが、上をみると鉄骨があちこち張りめぐらされ写真では分かりづらいものになってきた。

(積水ハウス)
木造(軸組)では柱を立てて加重を受けますが、この家の場合、梁やトラストの加重を外壁で受け止めます。このため、基礎の作りなども木造とは違ってきます。
1Fから見上げたところ(1) 1Fから見上げたところ(2)
2Fから見上げたところ(1) 2Fから見上げたところ(2)
 先日、野地板(屋根の板)を施工するところを見ていたところ、意外と薄いのが気になっていたが、やはり、屋根材を止めたクギが飛び出している。簡単に雨漏りしないか気になったが、これは問題ないらしい。
野地板を突き抜けたクギ
(積水ハウス)
クギを打った部分は更にその上から屋根材をかぶせるので、2枚とも駄目にならなければ心配ありません。
 また、この日はS氏に案内してもらい、2Fの屋根まで登る事が出来た。「この先もここまで登る事はないでしょうね〜。」というS氏の言葉に納得。うれしくなったついでに、屋上(?)からの風景写真を1枚。
 また、屋根のてっぺんの部分は「雨などは入らない様に工夫して、換気のために使用する。」との事であった。こんな所にそのような工夫があるとは考えてもみませんでした。

2/9(建方11日目)

 今日は仕事が遅くなり、「現場へ寄ると帰りが遅くなるし、最近寄るも遅いし、...」と思ったが、やはり自然に現場へ足が向いてしまう。  行ってみると昨日までむき出しだった足場に緑のネットがかけられ、これまで1カ所にしかなかった『積水ハウス』のロゴが3方向に取り付けられている。(1年前の私なら見向きもしなかったロゴ)
 鉄骨だけのバルコニーにもセラミック壁が付き、掃きだし窓も取り付けられている。今日取り付けられた窓には既に鍵がかけられ、侵入する事は出来ない。(侵入したところで何も見えないが)当然、玄関も施錠済。

 これまで自由に出入りできた場所が、突然大工さんの仕事場になって締め出された感じである。しかし、『自分の家が建つ』という実感は未だない。


2/10(建方12日目)

 今日は東京出張のため、現場へは行けず。電気/電話配線・照明機器を保留しており、明日積水ハウスに相談しようと思い電話したが今日は休み。明日一人でゆっくり考えて、未定の電話・LAN配線をどうするか考える事にする。