メリット

開放感

 断熱窓(片開きの窓)には『大きな開かない+小さな開く窓』の組み合わせがあるが、この大きな窓の解放感は、今までの窓には無いものである。
 また、『小さな窓』だけの断熱窓は、場所をとらずに全面ガラス張りであり、重宝である。(断熱タイプでなくても、同様の製品はある)


デメリット

虫が入る

 うちの嫁さんが「断熱窓は虫が入りやすくないか」と心配していた。当時は「窓を開けた時を狙って虫が入る事は無い」「巻き上げ式の網戸は汚れが少ない」等の話を聞き、あまり心配していなかったが、実際には嫁さんの心配した通りであった。
 窓を閉める場合は、網戸を巻き上げてから窓を開けるという手順のため、まず、網戸についた虫を払わなければならない。それだけならともかく、開いている窓の内側についている虫はどうしようもない。 『網戸に虫来ない』と宣伝しているスプレーがあったが、効果なしである。

風に弱い

 普通であれば、『半開き』とか『風が強いので少しだけ開ける』というのが可能だが、片開きの場合、そういう器用なことは出来ない。風の強いときに半開きしようものなら、風に煽られ全開になるか、閉まってしまうかのどちらかである。
(他社の製品では、半開きでロックできるものもあるようで、そういうものであれば問題なし)

窓辺のレイアウト制限

 使ってみて大変なのは、窓辺のレイアウトが制限されることである。
 普通は窓まで手が届けば開閉が可能である。ところが片開きタイプは、窓に届いてから更に手を伸ばさなければ窓を開けることは出来ない。つまり、窓辺に机でも置くと、(横に)背伸びしなければ窓を全開にすることは出来ないのである。
 私の部屋の場合、窓でに机をおき更に電気スタンドまであるので、『電気スタンドをかいくぐり、不自然に体を伸ばさなければ窓を開けられない』という状態である。